「高機能自閉症」という発達障がいを持つ私タヌトが、国家資格である「ITパスポート」を取得した際の、体験談と勉強法をご紹介します。
●ITパスポートとは?
「ITパスポート」は、ITの分野に関する総合的な知識が問われる「国家資格」です。
私はIT系の専門学校「ファースト学園」に通いながら取得しましたが、ハッキリ言ってITパスポートの勉強に関してはほとんど自習でしたので、独学でも十分受かると思います。
とはいえ、専門学校のクラス内で合格できた人は、私を含めて4人しかいませんでしたので、ITの分野に全く興味が無い人や、IT系の勉強が苦手な人にとっては難しい資格だと思います。
簡単に取れる資格ではないからこそ、価値があるのだと思います。
●タヌトが行った勉強法
私の場合はとにかく過去問を解きまくりました。
また、よく理解できなかった部分をメモしておき、完全に理解できるまで参考書を繰り返し読みました。
ITパスポートの参考書と過去問に書かれている内容を完全に理解できていれば、独学でも受かると思います。
それでもし受からないのであれば、完全に理解できていないか、そもそもITパスポートには向いていないか、のどちらかだと思います。
膨大な量をこなし、完ぺきに理解する。
それが、重要な気がします。
●試験内容
試験料は6000円くらいでした。
問題集と参考書も合わせると全部で1万円程度必要になります。
私が試験を受けた会場は、資格を取る為の施設であり、外観的には事務所みたいな場所でした。
部屋の中に机、椅子、試験用のパソコンが20台程設置されており、やや薄暗い場所でした。
制限時間内に約6割以上の正答率を確保出来れば合格となります。
IT系の資格らしく、試験はパソコンで行いますので、パソコンをほとんど触った事がない人は注意です。
私はパソコン好きの父親の影響で、小さい頃からパソコンに触っていましたので、戸惑う事はありませんでした。
隣に座っていた女性が、やたらと舌打ちしていて気が散りました。
机の上には防音用のイヤーマフが用意されていたのですが、もし不潔な人が使っていたらと思うと、使えませんでした。
過去問と似たような問題は4割くらいで、残りの6割は自分の頭で考えないと解けない感じの問題でしたので、過去問をただ解くのではなく、細かい所まで理解を深めていないと合格出来ないかも知れません。
こうして私は、国家資格ITパスポートの試験に合格する事が出来ました。